こんにちは。大阪の武居左官です。
普段は漆喰や珪藻土などの左官仕上げ紹介を中心にしてますが、一般的な下地の左官工事も当然行っているので、ちょっと紹介してみます。
写真は大阪・松原市 S様邸 改修工事現場。
築40年近く経つ3階建て重量鉄骨造の住宅です。
内外フル改装工事で、木の床を剥がすと ザッと均されたコンクリート床面でした。
今回の床はCFで仕上げられるため、床をできる限り凸凹がない平らな下地にする必要があり、セルレベリング工事を行いました。
写真の作業はレベリング打設前に必ず行う専用のプライマー塗りの様子ですが、
元のコンクリートの均し制度が極めて悪いので、プライマーまでの下地直しや準備作業がなかなか大変でした。
2階と3階の床で使用するレベリング材料です。
戸建て住宅なので使うレべリング材は少ないです。
大きな現場だとローリー車をチャーターして、何倍何十倍の量のレベリング打設を行います。
3階の一部、レベリング打設直後の様子
2階リビングのレベリング打設中。
あんなに凸凹なコンクリート下地が、こんなに平らな床になるのです。
仕上げのCFを張ってスッキリとした床になります。
こちらの住宅では外壁の新規の壁にはモルタル塗りで、
写真のように40年前の凸凹な吹き付け仕上げを平らに均すため、薄塗り補修工事も行ってます。
この後、塗装屋さんが仕上げ塗装を行います。
左官の下地作業は、最終の仕上げの見栄え決定付ける大切な作業。
いつも仕上がりをイメージし、良い下地づくりを心掛けてます。
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