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床を平らにならす「セルフレベリング」の話

店舗の施工
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私のブログは、インターネットの一般のお客様対象となるので、ほとんどが 内装の塗り壁施工の紹介です。

しかし たまには ちょっと違う工事の紹介を しておこうと思います。

 

今回も 漆喰や珪藻土以外の 「その他の左官仕事」を すこし紹介します。

 

鉄骨や コンクリート造の建屋で 床を真っ平らに均す(ならす)時によく使う 「セルフレベリング」です。

 

写真は 施工前の準備として、レベルポイントを取付けた後、きれいにお掃除をしてから 吸水調整剤を下地のコンクリートに たっぷり染み込ませてる様子。

床のセルフレベリング1

乾燥後 もう一回塗って準備完了。

気泡を抑えるために 塗るのですが、話が長くなるので その説明は省きます。



そして、現地でレベリング材を練って 圧送してくれる ローリー車が到着。

床のセルフレベリング12

さあ、レベリングを打設します。

 

このように 水のようにポンプで圧送されてくるレベリング材を、壁ぎわの 墨や床に設置したレベルポイントを目印にして 流し込みます。

床のセルフレベリング13

 

こうして適度に流し込んでから・・・

床のセルフレベリング14

 

アルミ定規で 均し(ならし)ます。

床のセルフレベリング15

均し終えたらこれで仕上がり。

モルタルで施工す場合は、均し終えてから、固まるまでの間に 最低2回は鏝押さえしないとダメですが、セルフレベリング材は 均し終えたら出来上がりなのです。



こういう広い部屋や・・・

床のセルフレベリング16

 

階段下の狭くて 仕事しにくいところも、あっという間に 真っ平らなセメント床になります。

床のセルフレベリング17

 

2階打設直後。

凸凹のない 真っ平なセメントの床になります。

床のセルフレベリング18

もちろん、レベリングはあくまでも建屋内部の床の仕上げ材(こちらの現場は長尺シート)を貼るための下地なのですが、

モルタルでは いくら左官職人が頑張って均し、何度もコテで押さえても ここまで平らに均すことは不可能なのです。

 

そこで、精度が要求される 床の下地には「 レベリング」を使うのです。

 

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