いつもありがとうございます。
大阪の武居左官です。
大阪府羽曳野(はびきの)市 Y様邸。
築50年戸建て住宅の室内壁の大部分を漆喰リフォームのご依頼です。
ありがとうございます
今年の6月中旬 葛井寺(ふじいでら)の阿弥陀堂再建工事をしている最中 Y様よりお電話で問い合わせいただきました。
葛井寺にほど近くに位置しY様も時々参拝されるそう^^
不思議なご縁を感じさせてもらいました。
他店の建屋の外壁塗装や水回りリフォームの都合で 内壁の漆喰塗り替えは2024年12月となりました。
当店も11月まで工事予定が埋まった状態だったので ちょうどよい時期にさせてもらいました。
Y様ありがとうございました。
写真はY様邸の内壁ビフォー
最近の塗り替えで 出くわすことが少なくなった綿壁(わたかべ)でした。
玄関廊下、階段と3部屋ビフォーは全てこの綿壁。
今回、これを自然素材100%の漆喰で塗り替えます。
もちろん 綿壁は全てはがして塗り替えます。
写真は剥し終えた50年前の石膏中塗り面。
↑この上に「アク止め下塗り材」を塗って漆喰で仕上げます。
昔の建売住宅なので 中塗りの精度は良くありません😞
質より量をこなす時代でもあったのでやむを得ないです。
しかし このような凹凸が激しいためフラット仕上げは難しいです。
とはいえ 精いっぱいさせていただきました。
漆喰(しっくい)を塗り こなしをして 仕上げ押えにかかる様子
漆喰が乾いてから 木部を丁寧に水拭き♪
メリハリのある真壁にするよ!
そして古い綿壁から漆喰塗りのすっきりしたフラット仕上げに☆
(漆喰塗りの空間は 天井照明を暖色系にすると より雰囲気が良くなります)
1階和室アフター
階段壁アフター
2階床の間がある6畳和室アフター
Y様邸は空き家の状態でリフォームしました。
お好みのカーテンをつけ 家具が入れば素敵な部屋になるでしょう。
隣の洋室(板の間)壁アフター
(※Y様お父様が元電機屋さんなので エアコンはご自身で外され また元通り復旧されます)
やはり 古い塗り壁を新たに塗り替えると 明るくなります。
古い部屋が変わるね
色合いについて言うと 化学樹脂や顔料(着色材)を含まない「日本古来の漆喰自然色」です。
日本の漆喰は細かに言えば 種類がたくさんあり 色も微妙に違います。
代表的なものは・・・
- 消石灰
- 麻すさ
- 海藻海苔
これら3種類の原料から作ります。
なのでペンキや樹脂ものの塗り壁のように 一面同じ真っ白色では ありません。
よく見ると 少し黄色みかかる部分。
また白い部分とが混ざり合っているという感じになります。
理由は 海藻海苔や麻すさが配合されてるから♪
これが自然素材壁ならではの風合い。
自然素材感というものです。
塗り壁の種類は色々あります。
価格、見た目、色目、調湿性や健康素材などそれぞれメリットやデメリットは当然あります。
当店へご依頼の方は それぞれある材料から 何を最も重視するかで選んでいただいてます^^
Y様 この度はありがとうございました。
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