こんにちは。大阪の武居左官です。
大阪府藤井寺市の葛井寺(ふじいでら)1300年前に建てられたお寺です。
国宝のご本尊である 千手観音が有名。
この度、得意先の宮大工工務店様のお仕事で 阿弥陀堂建て替え工事 させていただきます。
現在 大工工事と竹木舞編み工事が進められてます。
来月から阿弥陀堂の土壁塗りに取り掛かります。
竹木舞に塗り付ける荒壁材 泥コンを搬入しているところ。
昔は 南大阪に泥コン屋さんは いくつもありました。
ですが、どの店も廃業し困っていました。
そこで、京都の砂籐商事さんに依頼し入荷できました。
水合わせと言って、入荷した泥コンに 切り藁と水加えて混ぜ合わせ。
そして荒壁付けまでの間 寝かせて 熟成させ良質の荒壁材にするのです。
来月からの阿弥陀堂左官工事が始まれば 紹介しますね。
こちらも 宮大工 工務店様のお仕事。
場所は河内長野市の天野山金剛寺 渡り廊下の工事です。
元々あった開口の閉塞工事ですが、既存に準じて昔ながら壁下地の一つ 衣摺(きずり)下地を大工さんが作ってくれてます。
この衣摺(きずり)に砂漆喰で下塗り、中塗りをし 漆喰の白壁に仕上げます。
漆喰仕上げ アフター
漆喰仕上げ アフター
この様な 文化財修復や、寺の施設の新築など漆喰工事させてもっらてます。
こちらは、泉南市のリフォーム店様のお仕事。
泉南の紀州街道沿い 古民家の土塀の修復工事です。
経年劣化した塀の漆喰と土壁を剥がして復元します。
土塀の巾木は、御影石の洗い出し仕上げでした。
30位前までは 普通の戸建て住宅でも 巾木は洗い出しで仕上げることが多かったです。
しかし今では希少な仕事の一つです。
人造石を塗りつけてノロ取り、伏せこみを2回行って、洗い出し噴霧器で仕上げます。
若手に伝授しておきました。
巾木洗い出し後、土壁の中塗り.
そして漆喰仕上げを行って修復工事完了です。
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